コストコで見つけたワインを実際に飲んでレビューする【コストコワインシリーズ】。
今回は、アメリカ・カリフォルニア産の
「モティーフ レッドヒルズ カベルネ・ソーヴィニヨン(MOTIF RED HILLS CABERNET SAUVIGNON)」を紹介。
赤ワイン派の私が実際に飲んで感じた印象を、率直にレビューしていきます。
🏷 コストコで見つけた!「モティーフ レッドヒルズ カベルネ・ソーヴィニヨン」とは?

モティーフ レッドヒルズ カベルネ・ソーヴィニヨンは、カリフォルニアらしい明るさと果実味を持ちながら、軽やかで親しみやすい1本です。
印象的なラベルのデザインにもストーリーがあり、
味わいだけでなく“見た目から楽しめるワイン”としても魅力的。
価格は¥1,098(税込)、セール時は-¥220 で¥878(税込)と、リーズナブルに購入できるワインです。
| 商品名 | モティーフ レッドヒルズ カベルネ・ソーヴィニヨン |
|---|---|
| 商品番号 | 62480 |
| 容量 | 750ml |
| タイプ | 赤ワイン(ミディアムボディ) |
| 原産国 | アメリカ(カリフォルニア州 レッドヒルズ) |
| 品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン主体(少量のマルベック、プティ・ヴェルド) |
| アルコール度数 | 約14.5% |
| 通常価格 | ¥1,098(税込) |
| 割引時価格 | OFF -¥220 → ¥878(税込) |
🍇 モティーフ レッドヒルズのぶどうと味わいの特徴
🏢 Precision Wine Company(プレシジョン・ワイン・カンパニー)について

このワインを手掛けるのは、カリフォルニア・ナパを拠点とする
Precision Wine Company(プレシジョン・ワイン・カンパニー)。
創業者のトレバー・シーハン氏(Trevor Sheehan)は、
長年ナパ・ヴァレーでワイン造りに携わり、「高品質で手に取りやすい価格」をテーマに多くのブランドを展開しています。
“Precision(=精密さ)”という名前の通り、
ブドウの個性や産地の特徴を細やかに引き出すワイン造りで知られています。
モティーフ・シリーズもその一つで、
「ラベルの美しさと味わいのバランス」を両立させたブランド。
特にこのレッドヒルズ カベルネ・ソーヴィニヨンは、
火山性赤土のぶどうを使用し、カリフォルニアらしい果実味と軽やかさを楽しめる1本に仕上がっています。
🎨 ラベルに込められたストーリー

このワインを手に取ったとき、私は思わず「またチリかイタリア系の濃いカベルネかな」と考えました。
ところが、ラベルの青いステンドグラスのようなデザインを見た瞬間、
「あれ?これはちょっと違うぞ」と興味をそそられたのです。
青と金を基調にした幾何学模様のラベルは、どこか印象的で、上品。
商品名の「モティーフ(Motif)」という言葉にも、きっと意味がありそうです。
“Motif”とは英語・ドイツ語で「モチーフ=模様・主題」を意味する言葉。
ワインを“味”だけでなく、“デザイン”でも表現するブランドのこだわりを感じます。
そして、この鮮やかな青――
まるでカリフォルニア・レッドヒルズの澄み渡る空と、
火山性の赤い大地のコントラストを映しているかのよう。
見ただけでワクワクして、
「どんな味がするんだろう?」と自然に手が伸びた、そんな、飲む前から心をくすぐるボトルデザインです。
私はこのワインを飲んだとき、
「なるほど、この青いラベルはこの“レッドヒルズ”の空を描いているのかもしれない」と思いました。
赤い大地と青い空——まるで自然のコントラストそのものをボトルに閉じ込めたような、
そんなロマンを感じさせる産地です。
🌋 産地:カリフォルニア・レッドヒルズとは

「レッドヒルズ」という名前を聞くと、まず“赤い丘?”と不思議に思うかもしれません。
実際にこの地域の大地は、火山の名残である鉄分を多く含んだ赤い土壌が広がっており、
カリフォルニアの中でも特に個性豊かなワイン産地として知られています。
場所はナパ・ヴァレーの北、レイク・カウンティというエリア。
標高の高い丘陵地帯で、昼間はしっかりと太陽を浴び、夜はぐっと気温が下がる——
この昼夜の寒暖差が、ぶどうの酸味と糖度を絶妙なバランスで育ててくれるのです。
そんな環境で育ったカベルネ・ソーヴィニヨンは、
濃密でありながらもどこか柔らかく、
カリフォルニアらしい果実味と透明感を併せ持った味わいに仕上がっています。
🍷 実際に飲んでみた感想レビュー
👃 香り・見た目

グラスに注ぐと、深みのあるルビーレッド。
光にかざすと透明感があり、重すぎない印象です。
最初に感じたのは、軽い果実の香り。
ブラックチェリーやプラムのような甘いニュアンスがありつつ、
チリ産カベルネのような力強さはなく、
“さらっと飲めるハウスワイン”のような軽やかさです。
私が好む濃いタイプとは違いますが、
日常の食卓にはちょうど良いバランスでした。
公式の説明(Motif Cabernet Sauvignon Red Hills)を直訳すると、
「黒系果実(ブラックチェリーやブラックベリー)の香りに、
リコリス(甘草=少し甘くスパイシーなハーブ)や
グラファイト(鉛筆の芯のようなミネラル感)を感じさせるスモーキーさが加わり、
ベルベットのようなフィニッシュ」
と紹介されています。
リコリスはハーブの一種で、果実の奥に感じるほのかな甘みと深みを表す言葉。
グラファイトは“鉛筆の芯”と訳されますが、
実際には石や金属のようなシャープな香りを意味します。
そしてベルベットのようなフィニッシュとは、
なめらかで柔らかい余韻が残るということ。
改めてその説明を思い出しながら香りを確かめると、
たしかに果実の奥にスモーキーさがあり、
軽やかさの中に深みを感じる瞬間がありました。
“角がなくやさしい飲み口”という表現が、まさにぴったりです。
🍷 味わい

普段はチリ産やイタリア産の、どっしりと濃いタイプのカベルネ・ソーヴィニヨンを好む私ですが、
この「モティーフ レッドヒルズ カベルネ・ソーヴィニヨン」はその真逆のスタイル。
同じカベルネでも、アメリカ・カリフォルニアらしく“軽やかでまろやか”という印象を受けました。最初の一口で、「あ、これは日常に寄り添うカベルネだな」と感じたのを覚えています。
ひと口飲むと、まず果実の甘みがやさしく広がり、
そのあとからやわらかな酸味が追いかけてきます。
タンニン(渋み)は控えめで、口当たりはとてもスムーズ。
全体的に軽やかで、重たさがないため、
食事と一緒にスッと飲めるテーブルワインタイプです。
特に印象的なのは、果実の後ろに感じるミネラルの余韻。
火山性土壌で育ったぶどうならではの、
わずかな塩味とスモーキーなニュアンスが味に奥行きを与えています。
食事と一緒にスッと飲める、まさに“テーブルワインとして完成された1本”ではないでしょうか。
チリ産のような凝縮感や厚みはないものの、
その代わりに“日常に溶け込む親しみやすさ”があり、飽きのこない味わいです。
「カジュアルに飲みたい」「渋い赤はちょっと苦手」という人には、ぴったりの1本だと思います。
🥂 個人的おすすめポイント
- 軽やかで親しみやすい、まさに“アメリカン・カベルネ”
- 渋みが少なく、どんな料理にも合わせやすい
- 手ごろな価格、肩の力を抜いて飲める、デイリーワインとしてとても優秀
🍴 合わせたい料理・シーン

ステーキ、ローストビーフ、ハンバーグなどの肉料理全般と好相性。
また、トマトソース系のパスタやグリル野菜にもよく合います。
カジュアルな家飲みや週末のリラックスタイムに、
気取らず楽しめる“ちょうどいい赤ワイン”としておすすめです。
✨ まとめ:軽やかで飲みやすい、デイリーにちょうどいいカベルネ
「モティーフ レッドヒルズ カベルネ・ソーヴィニヨン」は、
カリフォルニアらしい果実味とまろやかさが心地よい、
まさに“やさしいアメリカン・カベルネ”。
濃厚なチリ産とはまた違う魅力があり、
軽めの赤を楽しみたい日や、食事と一緒にゆったり飲みたいときにぴったりです。
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