コストコは会員制の大型スーパーですが、ライフスタイルの変化や利用頻度の低下などを理由に「会員を解約しようかな?」と考える方も多いです。しかし、解約のタイミングやルールを知らずに手続きをすると、損をする可能性があります。
この記事では、コストコ会員を損せず解約する方法を、私の体験を交えて詳しく解説しています。
※ 娘が実家暮らしをすることになり、コストコを解約をする事にしました。私もコストコ会員の為、娘の分は無料の「家族カード」を作れば十分と思い、一緒に解約の手続きに行ったのです。
知らないと損する!コストコ会員解約術|年会費の返金・違約金・再入会ルールを徹底解説
コストコ会員の解約前に知っておくべきこと

1.コストコ会員の解約 違約金はあるの?
コストコの会員を解約しても、違約金は一切発生しません。
有効期限内に解約すれば、年会費の全額が返金される「年会費全額返金保証」が適用されます。
会員の皆様がコストコのシステムやサービス内容にご満足いただけない場合、有効期限内の解約であれば年会費を全額返金いたします。
コストコ規約
2.コストコ会員 解約すると返金はいくら?

コストコ会員を解約すると、支払った年会費が全額返金されます。

年会費って、いくらだったかしら?
解約 | 解約後 | 返金額 |
---|---|---|
ゴールドスター会員 | 退会 | 4,840円(税込み) |
エクゼクティブ会員 | 退会 | 9,900円(税込み) |
アップグレードのみ解約 | ゴールドスター会員 | 5,060円(税込み) |
有効期限内の解約であれば、一般会員(ゴールドスター会員)の解約は、年会費の4,840円全額が返金、
エクゼクティブ会員も、年会費の9,900円全額が返金されます。
解約ではなく、会員ランクをダウングレードしてゴールドスター会員に変更する場合、その差額が返金されることになります。この場合、返金額は5,060円(税込)となります。
【 注意 】
エクゼクティブ会員費の解約にはちょっとしたコツがあり、知らずに解約してしまうと、貯まったリワードが失効、年会費の返金を受けられず損をしてしまうことがあります。
コストコ「エグゼクティブ会員」の解約方法とタイミングは、別ページで、私の体験談と合わせて紹介していますので、ぜひ参考にしてお得に解約してください。
3.解約後の制約/再入会ルール

コストコ会員の解約後には様々な制約・ルールがあります。
1.解約後12か月間は、再入会できない
コストコを解約後は、12か月間は新規会員登録できない厳しい制約があります。
同じ住所に住むの18歳以上の人も会員登録できないので、同居の家族もコストコを利用することができません。
2.プリペイドカードの利用ができない

また、解約後はプリペイドカードは利用できません。
「プリペイドカード」を買っておいても、解約後は使えませんので注意が必要です。チャージ残高があるプリペイドカードは使い切ってから、コストコを解約(退会)するようにしましょう。
「プリペイドカード」をコストコ会員の友人に譲渡することは可能ですが、「プリペイドカード」には有効期限があります。(利用日から1年の有効期間)
有効期限を確認・延長してから渡すと良いですね。
★コストコプリペイド(ショップカード)の使い方、有効期限の延ばし方などは、別ページで解説しています。
3.リワードが失効する

コストコ会員解約後は、リワード(ポイント)が使えなくなります。リワードを使い切ってから解約(退会)しましょう。
コストコのポイントはリワードと呼ばれ、コストコ店舗の買い物のみでしか利用できません。
グローバルカードや、エクゼクティブカードに貯めたリワードは、使い切ってから解約しなければ損ですよね。
ところが、コストコのリワードが還元されるのは、年に1度だけ。
2月にしか還元されません。せっかく貯めたリワードも、2月以前に会員を解約すると失効してしまいます。
有効期限が2月以降の人は、2月にリワードが還元されるのを待ち、使い切った後で解約することをお勧めします。
コストコのリワードの仕組み・溜まったリワードの確認方法については、別ページで詳しく解説しています。
コストコ解約 電話やオンラインで解約できる?

「コストコの解約は電話やオンラインでできるの?」と疑問に思う人も多いですが、解約は店舗での手続きが必須 です。
コストコ会員期限が有効であることを確認したら、コストコ店舗に行って解約をしましょう。
「電話やネットで出来ないの?」と、カスタマーセンターに問い合わせてみると、
「解約できるのは店舗窓口のみです」
「電話や郵送、オンラインショップでの解約・退会手続きは行えません」
「さらに、解約手続きは、会員本人しかできません。家族は代理で手続きできません。」
という返答が返ってきました。
また、
何も手続きを行わない場合、「自動退会」として扱われるので年会費の返金は受け取れないとの事。
必ず店舗窓口で行ってくださいと念を押されました。
ちなみに、解約・退会手続きは、入会した店舗だけではなく、全国のコストコ店舗で受け付けてくれます。
娘は入間倉庫店で入会しましたが、解約手続きは多摩境店で行いました。解約手続きはすべての店舗で受付可能なので、一番近い店舗で行うと良いですね。
コストコ会員の解約方法と手順

ここからは、実際に私が行った解約方法もふまえ、コストコ会員の解約方法を具体的にお話ししていきますね。
まずは、コストコ会員期限を確認しよう
解約を決めたら、まずは、会員期限の確認をしましょう。
期限があると思っていても、うっかり更新を忘れている場合もあります。もし期限が過ぎていると、解約や年会費の返金は受けられませんので、必ず確認しましょう。
コストコ会員の期限を確認する方法は、以下の2通りがあります。
コストコ会員カードで確認する

会員期限は「コストコ会員カード」の裏面を見るとすぐに解ります。会員カードには上の写真のように、入会した「年と月」が印字してあります。
「あれ? 入会した日にちが書いてない~!!」と思いますが、大丈夫です。会員期限は、翌年の入会月の末日までなので、日にちが解らなくても大丈夫なんです。
上のカードは、2025年の1月3日に入会、翌年2026年の1月31日までが会員の有効期限になります。
オンラインで確認する
コストコ会員の有効期限は、オンラインでも確認できます。オンラインアカウントを作成し、マイアカウントの詳細画面から確認する方法です。
ただし、会員期限が切れてから1年半以上経過している場合、オンラインアカウントを新規登録できないので、その場合は会員期限が切れていることになります。オンラインでの確認方法については、コストコの公式HPから確認できます。
オンラインアカウント登録はこちら➡コストコ公式HP
オンラインでの確認方法は、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
解約手続きの流れ

解約に必要なもの
コストコ会員の解約は、全国のコストコ店舗にあるメンバーシップカウンターで手続き します。以下のものを準備しておきましょう。
- コストコの会員カード(家族カードも持参)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 支払いに使ったクレジットカード(クレジット払いの場合)
解約の手順
- コストコのメンバーシップカウンターに行く
- 「会員を解約したい」とスタッフに伝える
- 会員カードと本人確認書類を提示する
- 年会費が返金される(クレジット払いの場合は返金処理に数日かかる)
手続きは10分ほどで完了し、即日解約されます。
家族カードはどうなる?
コストコの会員には家族カード(無料で1枚発行)がついていますが、本会員が解約すると家族カードも同時に無効 になります。
「家族カード」がある場合、退会時に本会員が回収し、店舗窓口に返却しなければなりません。
家族カードの持ち主だけが継続してコストコを利用することはできません。引き続きコストコを利用したい場合は、新たに別の家族が本会員として入会 する必要があります。
解約理由はどう伝えればいい?

解約の際にスタッフから「解約の理由」を聞かれることがありますが、特に難しく考える必要はありません。
シンプルに以下のように伝えればOKです。
💬 解約理由の例
- 「あまり利用しなくなったので」
- 「引っ越しして店舗が遠くなったため」
- 「家族と一緒に使うことになったので」
強く引き止められることはないので、安心して手続きできます。
娘の場合、「解約したいです」
と言うだけで、スムースに解約でき、年会費を全額返金してもらえました。
もちろん解約理由を聞かれましたが、深く聞かれません。店員さんが退会を引き留めることもしませんので安心して解約の申し出ができました。
解約の損をしない時期・タイミングを知ろう

コストコの会員解約はいつでも可能ですが、タイミングを間違えると損をすることがあります。実際に解約してみたからこそ分かった、お得に解約するベストな方法を詳しく解説します!
期限ギリギリまで使ってから解約しよう!
コストコの会員は、いつでも解約できて全額返金されますが、一度解約すると1年間は再入会できません。
そのため、会員期限ギリギリまで使ってから解約するのがベストです!
娘のように、コストコのない地域に引っ越してしまったら、当分コストコに行けません。解約ぎりぎりまで、何度もコストコを楽しみましょう。
入会当日に解約してもOK!
実は、入会したその日に解約することも可能です。
「試しに会員になってみたけど、思っていたのと違った…」という場合、入会当日に解約しても年会費は全額返金されます。
などですね。
解約手続きは店舗でしかできないので、当日解約しなければ、再び解約の為に来店しなければなりません。当日解約は買い物後でもOK! サービスカウンターに行って解約しましょう。
◆参考記事
コストコを1日だけ利用したい人必見!当日入会から解約までの完全ガイド
「解約→再入会」の裏技はもう使えない!
以前は、家族で交代でカードを作って、解約➡入会➡解約➡再入会と繰り返しができました。
しかし、2020年度3月23日規約改定で、1度解約退会すると、同住所に済んでいる人は1年間、会員登録をすることができなくなり、この裏技はできなくなりました。
つまり、一度解約したら、家族全員が1年間は会員になれないので注意しましょう!
解約せずに「自動退会」した方がお得な場合も!

コストコ会員は、解約せずに「自動退会」した方が良い場合があります。自動退会とは、期限が来ても「解約や更新」をせずに放置することです。
例えば、隣の県からコストコにわざわざ行って解約する場合を考えてください。
往復の高速代や、ガソリン代を考えたら、年会費が全額返金されても足が出てしまいます。これなら、「自動退会」の方が良いですよね。
自動退会は、期限が切れてから後1年半以内なら、すぐに再入会できるメリットがあります。
解約をしてしまうと、1年間はコストコ会員になれません。「やっぱりコストコ行きたい」となった時に、自動退会なら、すぐにコストコで入会、お買い物ができます。解約せずにそのまま期限切れを待つのが正解です!
解約前にやっておきたい「お得な使い切りリスト」

最後に、コストコ大好きだけど、やむを得ない事情により解約する人の為に、解約前にしておきたい「よくばり・お得情報」をまとめておきます。
娘は、フードコートで食べまくっていました(笑)
特に、ガソリン割引やタイヤサービスは解約前に活用しないと損!コストコを解約する前に、最後にしっかり使い切っておきましょう!!
まとめ コストコ会員 解約前に必読!!「知らないと損するコストコ解約術」
コストコの会員解約は、違約金なし&年会費の全額返金が可能ですが、解約後1年間は再入会できないなどの制約があります。損をしないためには、会員期限ギリギリまで活用するのがベスト。また、解約せずに自動退会する方が得なケースもあるので、自分に合った方法を選びましょう。解約前にガソリンの満タン給油やクーポン利用でしっかり使い切るのも重要です。正しい解約手順を理解し、賢くコストコ会員を活用しましょう!